5-4-1のチェルシーディフェンス

こんばんは。
くじら社長です。
今日は先日行われ記事にもしたチェルシー対ハルシティのチェルシーのディフェンスにスポットを当てて分析していきます。
アーセナル戦に続き3バックを採用したコンテですが、だんだんとコンテの戦術が見えてきましたよ。
ではさっそくいきましょう!!

【5-4-1】

チェルシーはオフェンス時には3-4-2-1の並びですが、ディフェンス時には両ウイングバックが下がり5-4-1を形成します。
並びは下記の通りです。

コスタ
アザールマティッチカンテウィリアン
アロンソケーヒルルイスアスピモーゼス

これが全く噛み合わなかったのが開始10分くらいのハルが支配していた時間です。
ハルは4-1-4-1のフォーメーションを敷いていたので、アンカーと両CBの3人をコスタが見なければいけない状況でした。
当然コスタもがんばってチェイスしますが、いいようにいなされてハルが支配する時間が続きます。
ここですぐ動いたのがコンテでした。ハルとの差を大きく感じた瞬間でもありました。

【5-4-1から5-2-2-1へ】

ハルのアンカーとCBの3人にどう対応するか、コンテが出した策は両サイドのアザール・ウィリアンを前に出しそれぞれに対応させることでした。
これによって相手の3枚をコスタアザールウィリアンで見事にはめることに成功します。
そうなると逆にあいてしまうハルの両SBを誰が見るのか。
この点に関してはチェルシーも未だ浸透していないようで、ウイングバックのアロンソとモーゼスは出たり出なかったりを繰り返していました。
おそらくユベントスやアズーリを指揮していたコンテを見る限り、両ウイングバックは前に出してチェックをさせたいでしょう。
チェルシーだとどう対応するのかはまだわかりませんが、この代表ウィークが明ければはっきりとするでしょうね。
少なくともこの試合のように出たり出なかったりと言うことはなくなると思います。

この試合のハルのパフォーマンスはひどいものでしたが、コンテの対応の柔軟さを垣間見ることができました。
おそらく代表ウィークでみっちりと戦術を浸透させてくることでしょう。
再来週の試合が楽しみですね。

ハル戦②

こんばんは~。
くじら社長です。
今日は昨日に引き続き、チェルシー対ハルシティ戦について書いていきます。
昨日はディフェンス面でしたが、今日はオフェンス面を中心に分析していきます。

【とにかく絶好調のコスタ】

ここ数試合はディエゴコスタとカンテばかりががんばっている印象ですが、基本的には今回も変わりませんでした。とにかくコスタがキレキレです。
一昨年はFCアザール、去年はFCウィリアンと呼ばれていましたが、今年はFCコスタと呼ばれてもおかしくないような状況ですね。今年は全員がきれきれの動きを見せてくれるのを期待していますが・・・。

【良いクロスとポジショニングを見せたアロンソ】

今回左ウイングバックとして起用されたアロンソですが、今後の見通しが立ったといえるような良いパフォーマンスを見せてくれたと思います。
もともと持ち味と聞いていたキープ力もさることながら、とても良いクロスを披露してくれました。
また、試合の後半では常にアロンソが左にフリーにいるような状態で、あわやゴールというシーンを何度も作ってくれました。
アロンソが見通しが立ったという点はこれからのコンテをよりやりやすいものにしてくれると思います。

基本的には常に右サイド中心のオフェンスとなりました。
モーゼスは常に右サイドに張っていましたが、ウィリアン・アザールはあまりポジションを固定されておらず、自由に入れ替わりながらゲームを作っていました。
そういった形でしたので必然的にモーゼスが張っている右サイドにウィリアン・アザールが寄っていく形が多く、相手のディフェンスも寄っていき見事に左サイドのアロンソがフリーの状態を作ることができていました。
また、今回はセスクがいませんでしたが、アロンソのいる左サイドへサイドを変えるときも前回よりずっとスムーズに行えていました。基本的にはコスタやアザール、マティッチからの経由となっていましたね。
セスクがいたほうがよりスムーズにゲームを作れるとは思いますが、まだまだディフェンスがそろわずセスクの起用が難しい今の状況でゲームを作る形ができてきているのだと思います。

【マティッチに見えたプレーの変化】

昨季からマティッチはずっと左足しか使わずにプレーを遅れさせてしまい、度々批判の的となってきました。それは先週のアーセナル戦まで変わらずです。
レフティーの選手にありがちなことですが、マティッチも同様に逆足の右足がほとんど使えない選手なんですね。
ですが、今回の試合ではいつもより積極的に右足を使っていた印象です。
右足でのサイドチェンジもあればシュートを打つこともありました。
今までのマティッチならほとんど左足に持ち替えてワンテンポ遅らせてしまっていましたので、明らかに意識の変化が見られたと思います。
おそらくですが、コンテに言われてるんでしょうね。
右足が今よりも使えるようになればよりテンポよくボールを捌くことができ、プレーにも確実に幅が広がるはずです。
マティッチも次の試合ではとても楽しみな選手と言えると思います。

昨日の記事でも書かせていただきましたが、今回は相手のハルシティが本当にひどかったため戦術的なことはほとんどかけません。
ですが、次回の試合につながる内容になるようなパフォーマンスは十分に出せたのではないでしょうか。
代表ウィークにより連携を高め、上位に食い込めるようなチームになってくれることを願っています。

ハル戦①

こんばんは~。
くじら社長です。
昨日はチェルシー対ハルシティ戦がありましたね~。
結果は2-0でチェルシーの勝利でした。
今日はこの試合のチェルシーについて分析していきたいと思います。

【はじめに】

 今回の試合ですが、相手のハルは相当ひどい試合内容でした。
 チェルシーも良かったとはお世辞にも言えない試合内容でしたのでそういった点を記事として書いていきますが、ハルがひどかったためにあまり参考にならないのかな~というのが正直なところです。
そういった点を踏まえつつ、読んでいただければと思います。

【スタートから変更してきた3バック】

 今回の試合ですが、前回のアーセナル戦の散々な試合内容を反省してなのか最初から最後まで3バックで臨みました。
 しかもメンバーはあまり予想していなかったケーヒル、ダビドルイス、アスピリクエタの3バックでした。アスピリクエタを3バックの一角に使ってくるとは正直思いもよりませんでした。身長を考えてもアロンソやマティッチのコンバートになるだろうなと思っていましたので。
 左のウイングバックにはアロンソ、右にはおそらく守備を重視しての起用と思いますがモーゼスが起用されました。イバノビッチは外されましたね。しかも3バックの並びは左からケーヒル、ダビドルイス、アスピリクエタ。ケーヒルではなくルイスを真ん中で起用してきましたね。

【全く守備が整わないチェルシー】

 試合の序盤ですが、全く3バックが噛み合いません。正直なところ、どこが悪かったという話ではなくどのように守っていくかという考えが共有されていないんじゃないかと疑問に思ってしまうほどでした。同時に先週と全く代わらないレベルの3バックを起用してきたことに関してコンテに少し不信感を盛ったほどです。
 後半からはディフェンスも持ち返し、終始チェルシーペースのまま2点を奪い試合は終わりましたが、次の試合まで2週間もある準備期間の中でどう3バックを高めていくのか、または4バックに戻すのか少し楽しみにもなりました。
 唯一の懸念としては、どうしても上背の無いアスピリクエタの場所をポストプレーで狙われてしまうということですね。今回のハル戦でも押されていた序盤ではそのようなプレーが度々見られました。どのような対策をしてくるのか、次の試合に注目ですね。

今回はディフェンス面について書かせていただきました。
何度も書きますがハルがあまりにも酷かったので、あまり参考にはなりません。
ですが、次の試合が楽しみになるようなシステム変更でした。

アーセナル戦③

こんばんは。
くじら社長です。
今日は昨日の記事の続きとして、今後のチェルシーの問題点を分析していきたいと思います。
よろしくお願い致します。

【ペドロ、バチュアイを投入した3トップ】

チェルシーは残り2枚の交代枠を同時に使用しました。
中心選手であるアザール、ウィリアンを下げ、ペドロ、バチュアイを投入しました。
この交代に関してですが、大きく戦術の変化は無く、交代された選手も高いクオリティを持っていましたのであまり試合が動く要因にはなりませんでした。
結果としてそのまま0-3で敗れました。

【4バックか3バックか】

ここからは私の持論を書かせていただきます。
来週末以降はコンテはどのようなフォーメーションを使用するでしょうか。
コンテが来た段階で、3バックにするのではという考えはサポーターの皆さんなら少なからず持っていたと思います。
私が思うに、現状3バックは理想であるが不可能です。

今回、3バックにはルイス、ケーヒル、イバノビッチという並びを使用しました。
控えがいません。
仮にテリー、ズマがどちらも復帰したとしましょう。
おそらくどちらも万全の状態であればスタメンとなり、ルイス、テリー、ズマの並びになるのではないでしょうか。
テリーの位置がケーヒルでもイバノビッチでも同様なのですが、この3選手は足が速くないためDFラインを高く設定することができません。
結果としてアーセナル戦のようにカンテとDFラインの間が狙われ、失点シーンが増えることが予想されます。
そのため、カンテの隣にマティッチを並べると、オフェンスでは幅を利かせられません。
また、長期離脱しているズマがどこまでコンディションを戻せるでしょうか。
もし戻すことにシーズンの大半を使うのであれば、枚数を考えても3バックは難しいといわざるを得ません。
理想は来期クリステンセンとクリバリを獲得し、ズマが万全な状態になり、ルイスを加えた4人で回すことでしょう。
このバックラインであればラインを高く設定することも可能なはずです。
来期のために3バック、というのが理想ですが、今期CLを逃すと大変なことになることが予想されますので、そこまでリスキーなことができる状況とは思えません。
ただ一つ言わせてもらえれば、チャロバを3バックの一角として起用することでこの問題は解決しますし、私はそれを強く希望しています。
今期できるベストの3バックはルイス、ズマ、チャロバでしょう。

【3-4-3の可能性】

また、3バックにすることによってオフェンス面はとてもポジティブになることが予想できます。
それはペドロのベストポジションであるコスタのシャドーとして起用することができるという点です。
4-1-4-1ではペドロは独力でのサイド突破があまり得意ではないため、序列は相当低いものでした。
シャドーで中に入れば、本来の持ち味である周りと連携をとりながら崩し、フィニッシャーとしての仕事もできるようになるのではないでしょうか。
現状アザールの突破かコスタの裏抜けしか攻めての無い状況を打開できる1つの策になると思います。
モーゼスも守備もがんばる選手なので、変わらずウイングバックとしての起用は可能でしょう。
もしクアドラードが戻ってきても起用できそうですね。本人にその気は無いでしょうが。。。
マティッチの起用に関して言えばベストではなく、3バックが安定感を持ち出した際には使いどころが難しい選手となってしまうでしょうね。

【4バックの場合】

可能性が高いのは変わらず4バックですが、アロンソ、アスピリクエタの起用を強く希望します。
イバノビッチは現状サイドバックとしての起用が難しく、アーセナル戦でも右サイドは全く機能せずにサイドに張っていたウィリアンが孤立してしまいました。
ウィリアンにボールが入ってイバノビッチに戻しても、雑なクロスを上げるしか選択肢がありませんでしたね。。。
ですが、CBとしてはある程度の計算ができると思います。アーセナル戦でも大きなミスは無かったように感じました。
ルイスを固定し、ケーヒル、イバノビッチで回してほしいですね。

アロンソ、アスピリクエタを起用すれば、2人ともビルドアップに参加し、セスクの負担を減らすことができるでしょう。
それであれば4-1-4-1でも今よりゲームメイクができるのではないでしょうか。
ですが、コスタの孤立は防げない可能性が高いです。
私は4バックの場合はセスク、バチュアイを起用した4-4-2を希望します。
これでオフェンスの組立てはより多彩なものになると思います。
ですが、現状の4-1-4-1よりもディフェンスの不安が増えるので、コンテがどこを重視するかでしょうね。

一番の理想はチャロバ、セスクを起用した3-4-3です。
ですが、3バックが現状難しいようならセスク、バチュアイを起用した4-4-2でぜひいってほしいです。
このままだとコスタが潰される姿しか想像できません。。。

アーセナル戦②

こんばんは。
くじら社長です。
昨日の記事の続きとして、後半から戦術を大幅に変更したチェルシーを分析していきたいと思います。
よろしくお願い致します。

【ゲームメイクの核となるセスクを代え、左SBのアロンソが登場】

試合経過60分ごろでしたでしょうか。守備に翻弄され、持ち味を出せなかったセスクを交代し、新加入の左SBアロンソを投入しました。
この時点で4バックのフォーメーションの中、出場しているバックの選手はアスピリクエタ、アロンソ、ダビドルイス、ケーヒル、イバノビッチの5名。
正直、アロンソかアスピリクエタをサイドハーフとして一つポジションを上げ、アザールをコスタのシャドーとして配置すると思いました。そして同時に3点ビハインドの中なんて追いつく気の無い交代なのかと落胆しました。
ですが、コンテの交代の意図は全く違うものでした。

【おそらく付け焼刃であろう、3バックの導入】

コンテはこの交代により、フォーメーションを3-4-3の3バックシステムに変更しました。
並びは下記の通りです。(今回も見にくくて申し訳ありません)

コスタ
アザールウィリアン
アロンソマティッチカンテアスピリクエタ
ルイスケーヒルイバノビッチ
クルトワ

昨日の記事で書いたように、全く機能しなかったビルドアップを解決するためのシステムですね。
左にアロンソ、右にアスピリクエタをウイングバックとして配置し、両サイドに張らせました。
そして、アザール、ウィリアンをシャドーとしてコスタの近くに配置し、孤立しないようにしました。
このシステムの導入により、チェルシーのオフェンスは徐々に機能していきます。
コスタにロングボールを当てても、前半のように孤立していないため、アザール、ウィリアンと協力してボールをキープすることができるようになりました。
その結果、アーセナルのディフェンスは中央に集中し、両サイドに張っているアロンソ、アスピリクエタにボールを散らします。
コートを広く使い、ゲームメイクができるようになっていきました。

ただ、問題はディフェンス面です。
ルイス、ケーヒル、イバノビッチの3バックはバックラインもばらばらで、間に入られたときのポジションの確認が全くできていませんでした。
結果として数回あわやゴールかというシーンを作られてしまっていました。
数十分見ただけですが、これだけは言えます。
今回の3バックは多少練習はしてきたでしょうが、全く戦術としては成熟していません。
そんな3バックを使わなければならないほど、オフェンス面が機能していなかったのが昨日の試合だったといえるでしょう。

【セスクを失った状態での展開力の欠如】

また、コスタやアザール、ウィリアンに当て、サイドに散らすことでオフェンス面は機能し始めましたが、その後の展開がクロスしかない状況となってしまいました。
本来であれば、マティッチを交代しセスクを残すことで、両サイドからボールをセスクに預け、縦を通すなりサイドを変えるなりの幅を利かせたゲームメイクをしたかったのだと思います。
連携の取れていない3バックではあまりにも不安ということでマティッチ、カンテを中盤に残したのだと思いますが、あまりにもビルドアップの幅はなくなってしまいました。
結果としてあと1つのところまで攻めることはできず、ゴールを割ることもできませんでした。

点を取らないといけないという状況の中でカンテ、マティッチが前半よりもポジションを高く取り出したのもアーセナルに狙いどころを増やしてしまいました。
後半の途中からは3バックとカンテ、マティッチの間でボールを受けようとする動きが増えてきましたね。
前半よりもカンテが後ろからボールを追うシーンが増えてしまいました。

戦術を変えた関係で良かった点と悪かった点のどちらもはっきりとする結果となりました。
今後のチェルシーの問題点を浮き彫りにしてくれましたね。
明日は私自身が考える今後の問題点と対応を記事にしたいと思います。

アーセナル戦

おはようございます。
くじら社長です。
深夜にプレミアリーグのアーセナル戦がありましたね。
みなさんご覧になりましたか??
結果は残念ながら0-3の惨敗でしたが、コンテが後半途中から新しい戦術を披露しました。
今回はその新戦術を分析していきましょう。

【試合開始】
いつもどおりの4-1-4-1ですが、今回はセスクが入りました。
並びとしては
コスタ
アザールマティッチセスクウィリアン
カンテ
アスピリクエタダイビドルイスケーヒルイバノビッチ
クルトワ

こんな感じでしたね(見にくくて本当にすみません)

セスクがオスカルの位置に入りましたが、特にタスクとしては変わりありませんでした。
セスクも右サイドの守備に走っていましたね。
前半はとにかくホームのアーセナルペース。
アーセナルがハイプレスをかける形になり、チェルシーは全くボールを回せません。
仕方なく頼みのコスタにボールを当てますが、孤立しているためロストしてしまう形になります。
セスクが入っただけではアーセナル相手のプレスはかいくぐれず、いつもと同じでゲームをコントロールできません。

失点のプレーは問題外でしたが、ケーヒルはここ3試合程連続で失点に直結するイージーミスをしています。
少しメンバーからはずされるかもしれませんね。
まるでここ数試合は吉田マヤを見ているかのようです。。。

とにかくこの並びだと問題点は山積みです。
まずDFラインからのビルドアップができません。
イバノビッチ、ケーヒルが全くボールをつなげない状況。イバノビッチは本当に去年から急激に衰えてしまいました。
もう自信がないのか、全盛期に見られたオフェンス時の上がりが全く無く、ただ横パスと精度の低いクロスを入れるだけの選手になってしまっています。
アスピリクエタも同様で、左サイドにいるときはいまいち攻撃に参加できません。おそらく左足がそこまで得意ではないのでしょう。
横パスを出すことが多いですし、たまに上がっても右足に持ち替えてからパスを出す形ばかり見られます。
また、アザール・ウィリアンは去年とは変わり、ビルドアップに顔を出す機会はほとんどなくなり、両サイドに常に張っている形になっていますね。おそらくこれはコンテの指示かと思います。
結果としてパスを出せるのがルイス、セスク、カンテ、マティッチしかいません。
カンテ、マティッチもそこまでゲームメイクできるタイプではありませんし、ルイスもDFラインからのフィードになりますので、セスクを封じられたらコスタにロングボールを当てるしかありません。
それもアザール、ウィリアンがサイドに張っているためコスタが孤立してしまい、前述のようにロストしてしまいます。
まさに八方塞ですね。

では対策としてどのようにすればいいのか。
単純な話、ビルドアップのみを考えればセスク以外のパスを出せる選手を増やせば解決するでしょう。
要は中央の三枚をカンテ、セスク、オスカルの並びにすることですね。
それができないコンテの気持ちも正直わかりますが。。。

【あまりにも衰え、枚数も足りないバック】

今のバックの選手を整理してみましょう。
<左SB>アスピリクエタ、アロンソ
<右SB>イバノビッチ(アスピリクエタ)
ケーヒル、ダビドルイス、テリー(怪我)、ズマ(怪我)、(イバノビッチ)

怪我で離脱中のテリー、ズマが戻らない限り、4バックの4枠を5人で回さなければいけない危機的状況といえます。
その5人がアスピリクエタ、アロンソ、イバノビッチ、ケーヒル、ダビドルイス
著しく衰えたイバノビッチと凡ミスがあまりにも目立つケーヒルをどちらか必ず入れなければいけない状況です。
この状況ならば、現状ゲームメイクをしなければいけない中盤の3枠をマティッチ、カンテと2枠を守備重視の選手を入れざるを得ないのも理解できます。
結果としてビルドアップもできません。
セスクではなく運動量のあるオスカルを開幕からずっと使っていたのも十分理解できます。

このような状況で散々な前半だったチェルシー。
ハーフタイム後こそ変更はありませんでしたが、途中からコンテは大幅な戦術の変更を施します。
詳細は明日記しますのでぜひお楽しみに。

コンテチェルシー②

こんばんは。
くじら社長です。
昨日に引き続き、今期のコンテ監督のチェルシーについて考えていきます。
先日行われましたレスター戦にて、大幅な戦術変更が施されました。

【4-4-2の採用】
得点がほしい時などに選手交代にてバチュアイ等を投入する際にたまに使用されていた4-4-2。今回はこのフォーメーションがスタート時から使用されました。
現在、チェルシーは得点及び得点機会の不足に苦しんでいます。理由として4-1-4-1を採用する際、セスクファブレガスを採用せず、マティッチオスカルを採用すること及び両CBのフィード能力の不足によるゲーム組み立て能力の欠如が挙げられます。結果としてオフェンス時に組み立てをできず、1トップであるディエゴコスタへ当てる機会をよく見ますが、1トップであり、アザールウィリアンもあまり近くにいないため孤立してしまい、ボールをキープできない場面が目立ちます。これはディエゴコスタの能力不足などではなく、チームの根本における組立てができない状況を表しています。
ここでコンテは4-4-2を採用しました。
バックラインを組み換え、CBにはケーヒルと今期復帰したフィード能力に定評のあるダビドルイス。両サイドバックにも新しく獲得したアロンソを左に置き、アスピリクエタを本来のポジションである右に戻しました。
中盤は本来はカンテを置くでしょうが、今回はお休みということもあり高さと運動量に定評のあるマティッチと組立ての主軸としてセスクファブレガスを採用しました。両サイドにはペドロとモーゼス、トップにはバチュアイと本来センターハーフですがコンテ就任以降プレシーズンマッチにて2トップの一角でも採用されていたルベンロフタスチークが置かれました。
この変更により両SBの守備能力が大きく向上し、ダビドルイスを採用することで守備エリアが広がり、セスクファブレガスをスタメンで使用することが可能になりました。セスクを使用することでオフェンス時での組立ての幅は大きく向上し、フィードをトップに当てる際にも2トップになりますので、ボールロストは大きく減りました。

試合内容ですが、前半はまだ連携の整っていないGKとディフェンスラインのミスもあり、日本代表岡崎に2点を献上してしまいました。また、ハーフタイムの指示だと思いますが、2トップの一角だったロフタスチークをトップ下の位置に落とすことでバチュアイが孤立してしまい、オフェンスが噛み合わなくなってしまいました。

ここでコンテは選手交代を行います。縦の突破に苦労していたペドロと運動量の少ないロフタスチーク、バチュアイをアザール・ジエゴコスタ・チャロバーに交代し、セスクを一列上げました。結果として延長戦で2点を取り、4-2での逆転勝利となりました。

【今後の展望】
今週末のアーセナル戦から注目ですが、今回の4-4-2及びセスクファブレガスの使用が増えてくることが予想されます。
セスクを使用する場合は、トップ下に置いてもカンテマティッチ(オスカル)では展開力がなくセスクが降りてきて組立てに参加する形になることが予想されます。その結果、去年と同様にディエゴコスタが孤立してしまいます。セスクを使用するならコンテと組ませて2ボランチの形が最善かと思いますが、その場合に現在スタメンであるマティッチオスカルの使いどころが難しくなってきます。
マティッチはカンテのサブとして採用されるでしょうが、オスカルに関しては両サイド・トップ下どちらでもコンテが採用をしていないため、かなり難しい状況になることが予想されます。
同じく難しい状況になると予想されるのがロフタスチーク。先日のレスター戦でも運動量があまりに少なく、今後使用されることも少なくなるでしょう。
同様に難しい状況なのが、去年からある程度活躍をしてくれていたペドロです。もともとバルセロナに所属していた選手であり、トラップ・パス等の組立てに定評があるオフェンシブなサイドプレイヤーですが、コンテの場合は両サイドの選手に縦への突破が大きく求められています。その点においてペドロがモーゼスに序列で劣っている要因でもあり、今後も使いどころが難しい選手となるでしょう。

コンテチェルシー①

おはようございます。
くじら社長です。
最近は日記ばかりでしたが、今日は改めて今期のコンテ監督のチェルシーについて考えていきます。

【コンテ監督】
昨季のモウリーニョ体制での大失敗を経て、今期からユベントスで大改革を成功させたコンテを監督として据えました。
コンテのユベントスでの基本戦術は初期は話題にもなった4-2-4。要は4-4-2でオフェンス時には両サイドハーフが高い位置をとって前線4人を主に攻めるというものでしたが、上手くいかずにすぐ4-3-3に変更。この戦術が見事にはまり、チームは調子を上げて生きました。特に右サイドのリヒトシュタイナーとペペの連携が抜群で、右サイドを軸にどんどん縦への突破を見せました。また、4-2-4では守備時に不安を店イマイチフィットしなかったピルロも4-3-3にしたことで3センターの相方が2人に笛、持ち味を出していました。この時の3センターであるピルロヴィダルマルキージオはヨーロッパでも最高の中盤の1つと評されました。
ただ、この4バックではバックの面で不安をもたらしました。調子を落とし引退かとも噂されたブッフォン、移籍したばかりでミスばかりが目立つCBボヌッチ。そのボヌッチをベンチに置き、左SBとして機能していたキエッリーニをCBに写し、バルザリと2CBを組む試合もありましたが、そのときは左SBがトップチームとしての実力を持つ選手がいませんでした。
その結果、イタリア国内では結果を出していましたが、ヨーロッパの舞台では結果を残せず、改めて戦術の変更を行いました。それが今のアッレグリユーベでも変わらず採用されている3-5-2となります。
3バックの真ん中にボヌッチを置き、その前に中盤の底としてピルロを置くことにより守備面は大きく向上されました。また、攻撃面でもピルロをボール回しの主軸に据え、ピルロにマンマークを置かれ対策をされた時もボヌッチからの正確なフィードで攻める、巧手において理想的な形をとりました。現在のユベントスもマルキージオ以外の中盤はいなくなってしまいましたが、この形は変わらず採用されています。

このように柔軟な戦術変更を行い、イタリアの頂点を取り、ヨーロッパの舞台でも常に上位に進むチームへとユベントスを変貌させたコンテがチェルシーの監督となりました。
チェルシーでどのような戦術を使用するのか注目が集まりましたが、今のところどうでしょうか。

【チェルシーでのプレシーズンマッチ】
プレシーズンマッチ初期の数試合では、大方の予想通り4-2-4のフォーメーションを使用しました。ですが、すぐに機能しないと判断し、4-2-3-1の昨年と同じフォーメーションを採用しました。
4-2-4ではサイドからの突破能力が求められますが、現在のチェルシーにはサイドを縦にえぐる選手はあまり多くなく、中へ中へ入っていくことで組み立てに参加する選手が多くそろえられています。例としてはアザールやウィリアン、ペドロなどの選手です。また、サイドバックも昨年衰えを隠せなかったイバノビッチと右利きであり左サイドではオフェンスにあまり関われないアスピリクエタが主として採用されています。こういった両サイドの選手が4-2-4ではあまり機能しないという判断をし、4-2-3-1を採用したと考えられます。
結果、プレシーズンマッチでは去年とほとんど変わらないメンバー・フォーメーションで良いパフォーマンスを披露できず、不安の残る中開幕を迎えました。

【開幕後、待望のカンテが合流したチェルシー】
いよいよ開幕というところで、昨年レスターを優勝に導いたカンテを獲得し、コンテはサイド戦術の変更を行いました。
4-2-3-1から4-1-4-1とも4-3-2-1ともとれるフォーメーションに変更したのです。
中盤の底にカンテを据え、その両脇にセントラルとしてマティッチとオスカルを配置し、セスクファブレガスをベンチへと置きました。セスクをベンチに置いたことはチェルシーファン一番のサプライズとなりました。
セスクを置かない理由ですが、マティッチオスカル両選手の大きく設定された守備エリアの配置にあります。
相手チームのボランチの選手へのプレッシャーはもちろんですが、サイドにボールを持ち出された際のサイドライン付近である本来のサイドバックが対応する位置まで守備範囲として対応します。もともと運動量が売りであり、この両選手なら可能な戦術ですが、セスクにこのタスクを行うのは少し難しいでしょう。このフォーメーションが採用された全ての原因として、両CBのパス能力及びスピードの欠如、イバノビッチの衰えが挙げられます。早い話、衰えが著しいDFラインの補強が進まなかったため、このような中盤を採用せざるをえないというのが現状でしょう。
移籍マーケット最終日に左SBのアロンソ、CBにフィード能力の高いダビドルイスを獲得したのもそのような背景があることが伺えます。ダビドルイスに組み立てを手伝ってもらい、アロンソを左にし、本来右SBとして仕事をしていたアスピリクエタを戻すことで、中盤にも余裕が生まれ、セスクを使うことができるのではないでしょうか。

その布石として、せんじつの火曜日にカップ戦となりますが、レスター戦で大幅な戦術変更が行われました。
明日はその記事を投稿しますので、楽しみにしていてください。